俗世間的な金持ちのイメージ
2000年代後半から2010年代前半まで、ヒルズ族、ネオヒルズ族が話題になり、
テレビや雑誌、本屋の書棚をにぎわせた時があった。
自分が起業した当初、高そうなスーツに身をまとい、いかにもセレブという立ち振る舞いをしている、または目指している方がちらほらいらっしゃった。
(メンターとはまた別の方々だ)
会話内容も今の時代、何が儲かるやなんたらかんたら。
起業で成功するにはこういう立ち振る舞いや会話、生活スタイルをしなければいけないのか、とここでも軽い劣等感・脅迫観念をおぼえた。
「松本紳助」の動画に出会って
ある日、youtube動画を適当に俳かいしていると、「松本紳助」の動画を見つけた。
2000年から2006年、「松本紳助」という番組があった。
今は引退された島田紳助と、ダウンタウンの松本人志がフリートークや、読者はがきを読み、その話題についてトークする、いたってシンプルな番組だ。
ある回で、ふと二人の日常生活
紳助氏の生活スタイルは、
朝起きて掃除して、百貨店で買物して、開店時間まちがえて、一人で時間を潰す。百貨店では思うような買物ができず、スーパー寄って帰る。天気を気にして洗濯物の心配をする。部屋干しにする。ただ、当日は外に干すつもりだったので部屋干しトップを使っていない。
松「すみません、先輩(に対して失礼)ですけど、その地味な話やめてもらって良いですか?」
会場笑。
これを観て自分の率直な感想は、
「え、紳助と松ちゃんでもお金の使い方ぼくらとそない変わらんやん」
と、軽い衝撃を受けた。その後も、二人とも何ともまぁ庶民的な生活感のあるトーク内容で、自分は大変共感と好感を持てた。
「振り返ってみたらショぼいで」
「文房具屋のおっさんの方がもうちょっと派手な生活してますわ(笑)」
と言いながらトークが進んでいった。
これだけお金を稼いでる人が、自分とほとんど生活スタイル変わらへんやん。と思った。
このとき、少し自分の心が救われた気がした。
金持ち不用意にお金を使わない
「松本紳助」でもそうだし、お金持ちの生活スタイルに興味を持ち色んな動画を俳かいしたり、書籍要約動画を観た。すると不思議にも、お金持ちほど倹約家だったりするんだと思った。
不要な支出はしない。コンビニは寄らない。スマホは格安SIMにする。保険は最低限の生命保険・損害保険のみ。
など、当時お金の無い自分と生活水準があまり変わらないんだと思った。
結論、富裕層に対してコンプレックスを持ったり
何か負けた気がしたなどとは、思う必要は全く無いなと思った。
金持ち自慢競争に陥りそうになったら、「松本紳助」の動画を再度観ようと思う。
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