同じ職場で働くには距離感として近すぎる
僕が起業を失敗した理由の2つ目は、
憧れの人、目標とする人
いわゆる「メンター」のもとで働いてしまったことです。
「え、どうゆうこと?」
「メンターのそばで働くことが成功に近づくんじゃないの?」
「自分1人の力でやれってこと?」
と思われるかもしれませんが、そうではありません。
ここで言いたいことは、
メンターを持つなというわけではなく、
「近すぎない方が良い」
ということです。
(ここでいう「近すぎる」とは、「同じ会社・職場環境など長い時間を共に費やす」ことを言います。)
どうして近すぎない方が良いか。
ズバリ「依存」してしまうからです。
人は、自分には持っていないものに憧れを持ちやすい
これは性格的なものも影響が大きいと思います。
自分は依存しやすい性格だと自覚しています。
考えがはっきりしている、はっきり言える人に強い憧れを持ちます。
自分の考えがはっきりとあるわけではないし、どちらかと言うと気の弱い、
あまり自己主張できないタイプだと思っています。
文章では言いたいことが表現できても、
いざ対面で話すとなると、
核心をつくことや、思い切った質問ができません。
まさに「長い物には巻かれろ」タイプです。
ですので、
はっきりとした考えがある人、
声の大きい人、
自信があるに強い憧れを持つことってありませんか?
まさにそんな感じです。
一概には言えませんが、
自分がお会いした会社経営者、起業で成功するタイプの人は、自分の考えがはっきりある方が多いです。
自分の様な人間の考えは、なかなか理解が難しいと思います。
低下していく自己肯定感
自分と違うタイプだから、
とても真似できないこともいくつかあります。
できないことに対して、
「なんでできないの?」と言われたことも何度もあります。
一例を挙げると、
営業のクロージングシーン、
その方は非常に話し方が面白く、彼が話せばどんな商品・サービスでも魅力的に感じてしまう程でした。
また、一度他人から聞いた内容は、
すぐに吸収し、別の場面ではあたかも自分ゴト、自分のサービスの様に話します。
自分は営業が大の苦手だったので、
彼のスキルが欲しいと思い、彼のトークを陰で録音しながら何度も刷り込ませる様に聞きましたが、結局できないものはできないんだなと思いました。
できない自分を責めたことも何度もあります。
いつしか、
気づけば、メンターに認めてもらうための行動になっていました。
彼からの承認がなかったら何もできない、何もやってはいけないとさえ思うようになってしまいました。
尊敬する人からの「君の考えは間違ってる」とい言われるほどダメージのでかいものはありません。(笑)
それもなかなか言いにくいことを言ったあとのコレは、もう立ち直れないのではないかと思うほどです。
メンターとのベストな距離感はどのくらいか
では、どのくらいの距離感が良いか。最も近くても取引先・得意先までの方が良いと思います。
これは自分の感覚値ですが、あまり近すぎず良い距離感で話ができますし、
ある程度冗談も交えて色んな話ができると思います。
全く同じ人なんですけど、立ち位置が変われば心持ちが変わるんですよ。
不思議なんですよねぇ。。
また、今となって思うことですが、
どんな人であっても自分には必ず強みがあり、得意な戦い方がある、
これは間違いないと思います。
ここでいう「強み」や「得意」は、
「自信がある」ということでなく
「苦手ではない」というレベルで良いかなと思います。
だからメンターと比較して劣等感を感じる必要は全くありませんよ。
もしかすると、あなたの強みは、あなたのメンターが憧れるものであるかもしれませんから。
まとめ
・メンターとは近すぎない方が良い
・依存してしまわないよう注意
・メンターと比較しない
・比較して自分を責めない
・どんな人でも「強み」「得意」がある
今日はこのへんで。
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