僕が起業で失敗した理由④「0から1」にこだわり過ぎた

失敗談

事業とは「ゼロから1」を生み出すこと?

起業当初メンターから、「事業とは「創造すること」と教えられた。

ふむふむ確かにそうかもしれないと思った。(まぁこの時点で思考停止状態になっていたのはおいといて)

世の中の社長は色んなことを考えていて皆すごいなぁと思った。

自分にはないものを持ってて到底自分では考えが及ばない。

学生上がりで社会人経験が無いのだから当然といえば当然だが。

とにかく、事業を行うとは「創造する」「無から有を生み出す」ということを強く意識した。

 

「ゼロから1」は聞こえは良いが大変

 

実際に色んな話をされて、実践してみたが何とまぁ手間の割に利益が少ないことやら。

また、越えなければいけないハードルがいくつもある。

まず、いつ芽が出るかわからない。また芽が出たとして収益性があるか。事業として持続可能か。

学生上がりの自分にそんなことわかるはずがなかった。

とは言いつつも実践はしてみた。色んなコンテンツを作り、色んな会社や個人事業主に営業をかけたが、色んな問題があった。

まず、サービス内容がわかりにくい。奇をてらい過ぎたものもあるし、もしくは既に市場に出回っていて、何を今さら?というものもあった。

話は逸れるが、

鍼灸整骨院に骨盤体操のコンテンツ営業をしたときは、

「いや、ウチやってるんですけど、、」

と言われたときはその場が凍り付いて耳から湯気が出たのは今でも思い出す。

 

起業当初にやるべきことではない

 

話を戻そう。

いつ芽が出るかわからない一方で、その間も食い扶持を賄わなければいけない。やるならばある程度の資金を貯め、数か月間戦える資金的体力と、リスクを負える状態になってからでも遅くはないと思う。

また、芽が出ようが出まいが家賃などの固定費が出ていくことを考えると、やはり起業当初にやるべきことではないだろう。

自分はゼロから1を「しなければいけない」と思っていたがそれは違う。

やりたい人」がゼロから1を作れば良いと思う。

 

誰もやっていないことをやるのではなく、自分にしかできないことをやる

本当の意味で「ゼロから1」はないと思う。

今世の中にある商品・サービスを改善していくか、かけ合わせて新しいものにしていくというのが本来の意味ではないかと思う。

(この意味についても、どういう意味かもっと質問をすれば良かったなぁ。。)

誰もやっていないには何か理由がある。思っているより儲けが無い。手間がかかる。

誰もやっていないことをやるというと、外部・世間に儲かりそうな事業ネタを探しに行くイメージを持っていたが、それは違うと思う。それではいつまで立っても事業の軸はできないし、世間に振り回されっぱなしになる。自分にあるもの・得意なもので勝負する。

他の人が苦手なことでも自分は得意なことをやる延長が、自分にしかできないことになるのではないかなと思う。それが結果として「誰もやっていない」「誰もできない」ものになる。

例えば、ブログやyoutubeなど副業で話題になっているが、それらはあくまで「ハコ」であって、発信する内容はそれぞれ違う。重要なのは、ブログでは「何を」書くか。youtubeでは「何を」配信するのか、そこに各々の独自性が出てくるのではないかと思う。

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