今回はルーティン化に関する書籍の紹介。なぜルーティン化が必要か、ルーティンを実践することでどのような効果が生まれるかなど、詳しく書かれている書籍を紹介する。
①いちばん大切なのに誰も教えてくれない段取りの教科書
くまもんなど多くのプロフェクトを手がけてきたクリエイティブディレクター。
クリエイティブ職は、「創造力」や「何かを生み出す」というイメージがあり、毎日新しいことをやっているイメージがあるが、こほとんどの仕事はルーティンであると著者はいう。
「すごいこと」を目指してはいけない。ルーティン化して、自分が決める回数を減らすことで本当に大切なことに集中できるというのが印象的。
②レバレッジ時間術
「投資」の観点からいかに「時間資産」を得るか。成果の出るスケジューリングや習慣づくりを仕組み化・パターン化など「時間資産」を生み出す手法が書かれている。「第3章 仕組み化・パターン化の絶大な効果」にルーティン化する内容が書かれている。
③「仕組み」仕事術
「仕組み」をつくればイヤでも仕事はうまくいく!
「才能」に頼らない、「意志の力」に頼らない、「記憶力」に頼らない
自分が気に入ったポイントは「バイトでもできるように落とし込む」「意思の力ではなく仕組みで継続させる」「チェックリストを徹底活用」などルーティンに落とし込むヒントが数多く書かれている。
④プロフェッショナルの習慣力
オリックスブルーウェーブ、シアトルマリナーズで勤務したトレーナーが、ルーティンの重要性について書かれた著書。なぜイチローはあれだけのヒットを量産できたのか。それはルーティンが大きな要素のひとつであり、ルーティンの実践は勤勉な日本人に合った能力開発法である。
⑤アナタはなぜチェックリストを使わないのか?
直接的にルーティン化について書かれた書籍ではないがチェックリストを作ることは仕事のルーティン化の第一歩だ。
一分一秒を争う医療現場、何十階という超高層ビルの複雑な工程を要する建築現場など様々な事例をもとにに、チェックリストの重要性を問う一冊。
はじめはバカにされていたチェックリストだが、それぞれの現場にどのようにして導入されたか、またチェックリストが導入されたことによりミスや時間、現場で働く人々はどのように変化していったか。自分が気に入った点は、人の記憶や勘に頼って素早く動くより「あえてチェックリストを見てゆっくり作業を進める方」が仕事は早く片づくといったことが目から鱗であった。
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