ノリと勢いだけで相手と会話して苦い思いをした話

失敗談

改めて、このブログは過去の自分に向けて書いている。当時自分が苦労したことは、同じように苦労している人が少なからずいるだろうと思い、それがたった一人でもお役に立てるとこの上ない幸いである。

事実・根拠をもとに話をする

当時の自分はノリと勢いだけで話をしていた。

ノリが軽いことは非常にフットワークが軽く行動的であることが利点だ。

しかし一方で、ノリと勢いだけで話すことは、話のネタの裏付け・根拠に乏しくなる。

ノリと勢いで話すのはアイデアラッシュの時は良いかもしれない。

自由な発想が意外な活路を見出すこともある。特に同じ会社(環境)、同じ仕事仲間と一緒にいると、思考が凝り固まることがある。だから軽快でノリの良い話し方で新たな刺激を与える。

ただ、そういったタイプの欠点は何となく言葉の重みがない信用できないヤツと思われる危険性もある。

こういったタイプは、話しかけやすくはあるが、重要な相談はされない。

悲しくなるぜまったく。。

物事や人の考えには必ずその元になる根拠や裏付けがある。

なるべく正確な根拠の方が良いが、はじめのうちは「誰々がこう言っていた」でも「昨日テレビでこんな情報流れてた」などで良い。

わざわざ難しく考える必要はない。アイデアなんてポンと出るときは出る。

重要なのは思いついたアイデアを何となくで終わらせるのではなく、思いついた元の情報がある。元の情報は過去の経験値や見たこと、聞いたこととして自分の心の奥底に溜まっている。

言葉の意味を理解して話す

「私じゃ役不足です」「ご注文は○○でよろしかったでしょうか」

などというフレーズを聞いたことはないだろうか。

一時のトレンドでこれらのフレーズがよく取り上げられた。

言葉づかいについて、自分もよく、何となくの雰囲気で使ってしまうことがある。

何となく言葉を使うのか、言葉の意味を知って使うのかでは伝わり方が全く違ってくる

これの利点は、よく考えて物を言うクセがつく。

よく考えて話すクセがつくと、余計な一言が激減する。

余計な一言がなくなるだけで相手からの信頼感は劇的に変わってくる。

何も丁寧な言葉を使えと言っているわけではない。「しゃあないなぁ」という話し方で全然問題ない。軽いノリで喋っても良いが、使う言葉の意味は知っておいた方が良い。

何度も言うがそれだけで、伝わり方が全然違ってくる。

話し方はそんなに重要ではない

明るく話す人、情熱的に話す人、人を惹きつける話し方をする人に憧れることがあるだろう。羨ましいだろう。30歳を越えて思うが、話し方はそんなに重要ではないと思う。

それよりも、会話が成り立っているかどうかの方が重要だ。相手の話に対して、ちゃんとレスポンスができているかが重要だ。

そんなに難しい話ではない。

「昨日の夜何食べた?」と聞かれたら、「ハンバーグだよ」と食べたものを応えるだろう。

しかし、中には

「いやぁ、昨日会った女性店員が可愛くてさぁ」と返答してくる猛者もいる。

(はい、当時の僕です)

全く会話が成り立っていない。

詳しく言うと、

「昨日の夜はレストランに行ってハンバーグを食べたんだ。それで、そこにいた女性店員が可愛くてさぁ、お腹も胸もいっぱいになって帰ったよ!」が彼(僕)の言いたかったことだ。

でも彼(僕)は、食事内容をすっ飛ばして、自分が気になったことだけ話す。

笑い話みたいだが、本当にこういうことがよくあった。

すっ飛ばすから話が噛み合わないし、それどころか会話のキャッチボールにすらなっていない。相手の質問に対して応えることがコミュニケーションの基本だ。

いちばんの説得力は経験値

いちばん説得力のある言葉は、先にも述べたが結局自分の中から出てくる言葉だ。

自分の中から出てくる言葉とは何かというと、いままでの経験値だ。

自分が経験・体験したかしていないか。それをもとに話すだけで伝わり方が大きく変わってくる。それが過去自分が苦労したことや苦い経験であればあるほど血肉となっているから、より一層言葉の重みが増す。

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