この記事は、個人的な経験と主観であり、統計・事実を元に書いたものではないことをご容赦いただきたい。書いている内容はいたって単純だが個人的に非常に大事だと思ったのでここに書き残す。
新人のうち、優先順位づけはできない
前回「ググったけれど、それでも仕事の「優先順位」がつけられなかった原因」でも書いたが、仕事を覚えていない、未経験の仕事などに優先順位は付けられない。
「優先順位づけ」という言葉に惑わされて、「優先順位の付け方」ばかりに目が行ってしまうことは避けた方が良い。一番大事なことは、必要な「作業」を覚えることだ。
仕事を覚えていないのに優先順位づけはできない。
当時、ある方から「100%の作業して『仕事』である」と聞いたことがある。詳しい内容までは聞きそびれたが、完璧主義的な意味ではなく、要は「作業」の集合体が「仕事」になるということを聞いて妙に納得した。ひとつの作業が欠けても十分な成果が得られないということだろう。
ということは、作業を把握しなければ仕事を完遂できないし、優先順位なんか考えられるわけがない。必要最低限の作業内容は把握しておくべきだろう。
優先順位づけの7割は「作業の把握」
逆にいうと、必要最低限でも作業を覚えて仕事の流れを把握できれば優先順位づけの7割は達成したと思っている。
作業内容が把握でき、何度も繰り返し処理することでその仕事の意味や目的も徐々に理解できるようになる。
すると時間も読めるようになるし、自然と判断ができるようになるだろう。
具体的取組について
では、自分がおこなった作業の把握の手順を書いていこう。ただし、書いた内容は「絶対にこうしなければいけない」というものではない。結果的に作業を把握でき優先順位づけができるようになれば過程は何でも良い。
①作業内容の書き出し
まずは、とにもかくにも「書き出し」からだ。紙に書くのでも、ワード・ドキュメントにタイピングするのでも構わない。ポイントは「小学生にも理解できる」位までわかりやすく書き出すことだ。また、はじめは必要最低限で自分がわかれば良い。迷う余地が無いほど細かく書く方がオススメだ。何故なら実際作業を行う際に確実に思い出せるし、ミスが起こりにくい。
②時間を見積る
時間の把握ははじめは難しい。ザックリとした時間の見積で良い。ただしほぼ確実にズレ(予定より作業時間が長くなる)が生じるので落ち込まないでほしい。ズレが生じるものだと割り切って取り組んでほしい。
③書き出した作業内容を実践
そして、書き出した内容を実践していくこと。非常に地味な作業だがこの一連の流れを行うことで少しずつであるが着実に、また劇的に実力は上がっていく。注意してほしいことは「あまり時間をかけないこと」だ。もちろん作業内容によって時間は異なるが30分から長くても1時間以内で終わってほしい。いちばん大事なことは実践だ。そして実践が終わったら必ず作業にかかった時間を記録しておくこと。この手間がその先の未来、あなたを本当に助けてくれる。
メリット
作業の把握をすることでメリットに感じていることはモレやダブリなど間違いをしにくくなった。
チェックリストとして活用すると間違いをしなくなる。また、ひとつひとつチェックしながら作業すると時間がかかる様に思うかもしれないが、意外と早く仕事が終わる。
詳しくは下記の記事を参考にしてもらいたい。引用:『直感に頼らず、あえて「ゆっくり」仕事をしたほうが、結果として早く仕事が終わる。』
とりあえず適当にスタートして何となく継続してみる
筆者は「努力」「継続」という言葉が好きだ。何か成果が出れば楽しいからだ。
一方で「情熱」「血のにじむような努力」という言葉はあまり好きではない。なぜなら面倒くさいから。
この記事だけに限ったことではないが、何か新しいことに取り組むには大きなエネルギーが必要であり非常に面倒だ。
もし筆者がこの記事を読んだら高確率で実践しない。
今この記事を見つけられた方、有難いことにここまで読んで下さっている方は、
「そんなこと既に知っている!もっと詳しく書け!」と思われているか、
もしくは「わかってるけどやれないんだよなぁ」のどちらかだと思う。
前者の方にとっては非常に質の低い、内容の薄い記事だと思う。大変申し訳ない。
問題は後者の方だ。そういった方にお伝えしたいことは
「とりあえず適当に始めて何となく継続してみて」ということだ。
くれぐれも気負わないでほしい。
言い方は悪いかもしれないが「音楽を聴きながら」「テレビを観ながら」という感覚で取り組んでほしい。(仕事中に音楽を聴いたり動画の視聴は下手すればクビになるからね。あくまで「感覚」として参考にしていただきたい)
意識は高く持たなくて良い。
とりあえずスタートして適当に努力すれば、まぁまぁそれなりに結果が出る。
結果が出れば自然と意識は高くなる。(かといって高くなる必要はない)
くれぐれも無理して意識は高く持たないよう注意していただきたい。下手に意識を高く持つと挫折する可能性が高い。挫折したら自責の念に苛まれる可能性が高い。
精神力の無駄遣いだ。
ホリエモンではないが、ある程度ノリで取り組むことが重要だ。
コメント