好きなことを見つけるちょっとしたコツ

ルーティン・習慣

「やりたいコト」を見つけたい!

「好きなコト」を一生続けたい!

「好き」を仕事にしたい!

これらのテーマはもう10年以上も取り上げられてるテーマではないだろうか。

テレビ、SNS、youtubeなど各種メディアには皆が憧れるタレント、ユーチューバー、起業家など数多くの著名人がいる。

自分もあの様になれたらなと思ったり、好きなことをしてお金を稼ぎたい、一生好きなことをして生きていきたい。

そういった願望がある一方で、

「自分にそんなことできるのだろうか」

「特に人より秀でているものなんか無いしなぁ」

という気持ちを持たれてはないだろうか。

かく言う自分も「好きなコトを仕事にして、それなりに生きていけるだけのお金を稼げれば一生楽しく生きていけるのではなか」と思っていた。

正確には今もそうでありたいとは思っているが、起業後10年経った今少し考えが変わった。

何が変わったかというと、

「好きなコトをしても全てにおいて幸せとは限らない」ということ。

もちろん嫌なコトや嫌な人と付き合うよりも段違いに幸福度は高い。

しかし好きなコトをしている時間が幸せであれば、それ以外のコトは全て幸せでないかというと、それは違うなと思う。

逆を言うと苦手なことの中にも好きになる要素は隠れている。

大きな志や情熱より、数多くの小さなモチベーションがより自分に幸福感を与えてくれる。

この記事では、やりたいコト、仕事を好きになるちょっとしたコツを書き綴っていこうと思う。

「好きなこと、やりたいことが無い」の正体

誰かに認められる自信が無い

1つ目は、誰かに認められる自信がある程好きなもの、好きなことがないことではないだろうか。

「自分は凡人だしなぁ」

「○○は、まぁ好きっちゃ好きだけどでも自分より○○好きな人なんて世の中にいっぱいいるだろうしなぁ」という気持ちだろう。

これについて結論から言うと、どうでも良い

なぜかというと、「好き」はどこまで言っても人間の主観的なものだし、どれだけ他人から「お前より俺の方が好きな気持ちは負けない!」と言われたとしても、

その人以上に好きな人はいるだろうし、そもそも数値として証明のしようがない。

実力がないのに「自分は優秀だ」という人もいれば、他人から見てすごく優秀なのに「自分はまだまだです」という人もいる。「好き」という感情である以上どこまで行っても人間の主観だ。だから他人の評価はどうでも良い。気にする必要はない。他の人より好きな気持ちが負けていても一切問題ない。要はその物事に触れているときに幸せを感じれているかだ。

ただし、唯一参考にしても良いのは「あなたって〇〇が得意ですね」「あなたが〇〇をしてくれたお陰で助かりました」という評価だ。他人から見てスゴいと言われたことの中にあなた自身が「そんなの当然じゃないの?」と思ったことと中にも、小さなモチベーションのヒントが隠されている。

自分よりスゴい人と比べて尻込みしてしまう

2つ目は、自分よりスゴい実績や地位のある人と比較して尻込みしてしまってはいないだろうか。

好きは他人と比べることはできないが、その物事に対して素晴らしい実績をあげている人は、自分自身が自覚しているだけでゴマンといるだろう。

比較すればするほど自分が惨めに思えてくるかもしれない。これに関しては、スゴい人と自分を比べても百害あって一利なしだ。それについて考えるのはやめておいた方が良い。相手が自分よりすごかろうがどうであろうが、あなたの人生にとってはどうでも良いことだ。

 

「好きなコトはひとつでないといけない」

3つ目は、好きなコトはひとつでないといけない。長い年月を懸けてひとつのことを継続してやり続け極めるから誰よりも好きになるのではないかと思い込んではいないだろうか。

例えば元メジャーリーガーのイチロー氏の様に、野球というひとつのコトにトコトン打ち込んで実績を積み重ねて成功している人を見ると美しいし大変羨ましく思う。

しかし、35歳を過ぎて思うことがある。あくまで私の個人的な偏見であり主観だが、1人の大きな光の存在の裏には、それ以上の陰がある。

そして陰は決して表に出てくることはない。

だからといって陰が不幸かというと決してそうではない。好きなコトはひとつである必要はない。

大事なのは「小さなモチベーション」

では、我々の様な凡人はどうすれば好きなコト、やりたいコトに出会えるのか。

前項から何度も出てきている「小さなモチベーション」だ。

そのヒントは、たったひとつの「大きな情熱」ではなく数多くの「小さなモチベーション」だ。それは別に他人に知られる必要もなく、それをすることで自分が幸せを感じれればそれで良い。

唯一無二の情熱は不要だ。

なぜならたったひとつの情熱を持続して燃やし続けることは非常に大変だからだ。体調や外的要因などで好不調の波があるし、喜びよりも苦しみの方が多いこともあるだろう。

また、どんな困難が来ても構わないと思える人や、何が何でも目標としているコトを達成したいという強い気持ちが無ければ、ただの燃え尽き症候群で終わるだろう。

話は逸れるが他人から押し付けられた情熱に辟易している方も多いのではないだろうか。基本的に強い情熱を持つ人間は10人に1人くらいだろう。

はじめから大きな情熱を持つ必要は無い。もちろん情熱を持つことが悪いわけではない。何か物事に取り組んで情熱が生まれることは素晴らしいことだ。情熱的な人間にはどこか魅かれるところがある。だから情熱を持てるに越したことはない。

ただ、一歩目を踏み出すには数多くの小さなモチベーションを持つ方が何だか楽しそうに思えるし、仮に1つの小さなモチベーションが崩れたとしても、他の小さなモチベーションから幸福感を得られることもあるだろう。

具体的なヒント

ここまでの話で「小さなモチベーション」が重要なのはわかった。

ただ、それがわかったがどのように「小さなモチベーション」を見つけていけば良いのだろう。

いくつかヒントがある。

ヒント1 好きな「動詞」で考える。

1つ目のヒントは、好きな「動詞」だ。

は?「名詞」じゃなくて「動詞」?何を言ってるんだ?

「名詞」「動詞」なんて英語の授業くらいでしか使わないじゃないかと思われるかもしれない。

例えば野球(名詞)が好きだとする。

「野球」は「名詞」だ。野球は多くのファンがいるスポーツだ。

ただ「野球」が好きといっても、野球を「プレイする」ことが好きなのか、「観戦する」のが好きなのか、はたまた「教える」ことなのか「戦略を考える」ことなのか、野球が好きというにも色々ある。こういった「〜する」といった動詞が、小さなモチベーションを見つけるヒントになる。

ヒント2 嫌い・苦手ではないもので考える

2つ目は、嫌いではない・苦手ではないもので考えることだ。

好きかどうかわからないけど苦手ではなく、やっていて苦痛にならないものに自分の時間・エネルギーをかけるのも「小さなモチベーション」を見つける手段のひとつだ。

「『科学的な適職 4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方』/クロスメディア・パブリッシング」によると、仕事に情熱を持てる要素のひとつに「費やした時間」があるそうだ。情熱と費やした時間は比例するようだ。これを見て納得した経験が自分にはある。

大学生のとき、税理士を目指すため好きでもない簿記の勉強を半ば強制的にやっていた。続けた理由は単純に電卓をカチャカチャ叩くのが面白かった。ただそれだけだ。

税理士試験には挫折したが、簿記に関する知識は残ったし幸いお金に対する苦手意識はなくなった。

苦手意識なくできることは面倒くさい気持ちがなく手を動かしやすい。また成長を感じれるものであれば、没頭もしやすいだろう。

【参考】

『科学的な適職 / クロスメディア・パブリッシング』

 
『Dark Horse「好きなことだけで生きる人」が成功する時代 / 三笠書房』

 
Youtube動画『【誰でもできる!】仕事を好きになる「極意」3選【人生論】/両学長 リベラルアーツ大学』
 

最後に、別に好きなコトや、やりたいコトが無くても全く問題ない。

北野たけし氏の「(才能が)無いやつは無いもん」という一言が心を救ってくれた。

自分はしょぼい存在でも良いんだと思えた。好きなコトが無くても、自分にしかない強みなんか無くても生きていくことはできるし、しょぼくてもちょっとは世の中の役に立てたらそれで良いのではないかと思えてきた。

だからそんなに意識高くなくて良いんじゃね?と思う。

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